自宅でもドラムの練習をしたい!と思っても何を揃えたらいいか分からない!とかどんな練習をしたらいいか分からない!という方も多いはず。
そんな方でも最低限必要なものから自宅での練習方法などを詳しく解説していきます。
自宅でのドラム練習に必要なもの
自宅でドラムの練習をする為にどんなものが必要でしょうか?最低限必要なものからあると便利なものなどをご紹介していきます。
ドラムスティック
ドラムスティックはドラムを叩く上で必ず必要なものです。
ドラムスティックがないという事はサッカーホールがなくサッカーをやるようなものです。
どのようなドラムスティックを買ったらいいか分からない方も多いかと思いますが、初めてドラムを叩くという方は太さが14ミリの物を選ぶといいかと思います。
この太さは一般的に初心者向けと言われておりこの太さを基準として次に買う時はもう少し太い物とか細い物とかをチョイスするといいでしょう。
ドラムスティックは楽器屋さんでもネットでもすぐに買えますし値段も1000円から1500円くらいで買えます。
メトロノーム
これもぜひ揃えてほしい物です。
ドラムという楽器は音楽やメトロノームなど何かに合わせて叩く事がほとんどですので、正確なリズムや様々なテンポで叩けるようになるには必要不可欠なものです。
今はスマホのアプリなどで無料でダウンロードできますし、楽器屋さんなどでも1000円台から買えるものもあります。
私個人的にはピッピッと音が鳴る電子音はベッドホンで聞いたりスピーカーで聞いたりすると耳につくような音であまり好きではないので、ウッドブロックやカウベルなどの音が出るメトロノームがおすすめです。
アプリでしたら私も使用しているメトロノームスターというアプリがおすすめです。
練習バッド
これは電子ドラムなどとは違ういわゆるゴムのパッドです。
材質がゴムではなくジェルタイプのものやメッシュタイプのものなど沢山ありますが、電子ドラムとは違い電気を通していないのでパッドを叩いた音しかしませんが、電子ドラムに比べなんといっても値段が安いというメリットがあります。
ドラムスティックを持っていても叩くものがないと練習ができないので、この練習パッドがあればやり方次第で色んな練習ができます。
この練習パッドは約3000円くらいから購入することができます。
練習パッドでも電子ドラムでも叩いた音はするので騒音問題はありますが、そこを解決できるのであればぜひ揃えておきたいものになります。
ちなみに筆者は昔アパートに住んでいる時は練習パッドでも苦情が来ていたのでひたすら足のモモを叩いていました^^;
電子ドラム
練習パッドでは物足りない!という方は電子ドラムの購入も視野に入れてもいいかもしれません。
練習パッドではなく電子ドラムだとシンバルやハイハット、タムなどもセットできるので移動トレーニングを行うには便利なツールです。また、実際のドラムの音色も出せますし、音楽を流しながらベッドホンで聞くという事もできます。
練習パッドからするとかなり値段が張りますがドラムを練習する環境をより整えたいのであれば電子ドラムの購入もいいでしょう。
しかし、この電子ドラムをメインに練習してしまうと生ドラムとの違いがあり電子ドラムでは叩けたのに生ドラムでは叩けないといった事も少なくありません。
その他、電子ドラムで練習する方はベッドホンで音を聞いて叩く方も多いかと思いますが、それだと叩いた音がベッドホンに直接聞こえてくるので実際の叩いた音を感じる事が難しくなります。ですので、電子ドラムで練習される方は出来る限りスピーカーに繋いでパッドから出た音を聞くようにするといいでしょう。
以上、自宅でドラムの練習する時に必要な物はステックとメトロノーム、あとは練習パッドか電子ドラムがあれば様々なドラムの練習ができると思います。
練習パッドを使った練習メニュー
こちらでは練習パッドを使用した練習メニューをご紹介します。もちろん電子ドラムでも同じ練習ができるので参考にしてみてください。
ここで1つ注意点ですが、ゴム製やメッシュ製の練習パッドなど、材質によっては叩いた時の跳ね返りが大きすぎるものもあります。
叩いた時の跳ね返りに頼って叩いてしまうと音の粒立ちや音量のコントロールなどが上手くいかない場合がよくありますので出来る限り跳ね返りに頼って叩かないようパッドの上にタオルなどを置いて叩くと消音効果にもなりますので、生ドラムと比べて跳ね返りすぎるようであれば試してみてください。
左右の手のバランストレーニング
まずは左右の手をバランスよく動かして早いテンポでも叩けるようにしていくトレーニングです。
まず、右手スタートで16分音符を3拍叩き4拍目は右手で8分音符を叩きます。
次は同じように左手スタートで16分音符を3拍叩き4拍目は左手で8分音符を叩きます。
この2小節を繰り返していきます。
チェンジアップトレーニング
次は一定のテンポで音数を変えていくチェンジアップです。
4分音符、8分音符、3連符、16分音符、6連符の5種類を1小節ずつ叩いていきます。
しっかりと拍を感じながら叩いていきましょう。
音抜きトレーニング
最後に1拍の中の16分音符の4つの音のうち1つと2つの音を抜いた音符を1小節ずつ叩いていきます。
まずは、16分音符の音を1つ抜いたものです。
16分音符の1つ目を抜いたもの、2つ目を抜いたもの、3つ目を抜いたもの、4つ目を抜いたものの4種類です。
さらに、2つ抜いたものを叩いていきます。
16分音符の2つ目と3つ目を抜いたもの、1つ目と4つ目を抜いたもの、1つ目と2つ目を抜いたもの、3つ目と4つ目を抜いたもの、2つ目と4つ目を抜いたものの5種類を叩いていきます。
この3つのトレーニングは全て4分音符を感じながら叩いてもらいたいので、可能であれば足で4分音符を踏みながら叩いていってください。
練習する時のテンポですが、80くらいから始めてしっかりと正確に叩けるテンポで徐々に上げていってください。
急に早くするとクオリティーが低くなりますので焦らず少しずつ早く叩ければ大丈夫です!
頑張っていきましょう!!
この記事の筆者
森田 伊宏(TADAHIRO MORITA)
16歳よりドラムを始め高校卒業と同時に上京。
都内音楽学校にて本格的に学び、卒業後は石川さゆりのツアーサポートはじめ薬師丸ひろ子、葛城ユキなど数々のアーティストのレコーディングやテレビ出演、コンサートツアーなどスタジオミュージシャンとして活動する。
また、フィールドミュージックスクールの創設者でもあり豊富な知識と経験をもとに実力派ミュージシャン育成に力を注いでいる。