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歌うときの滑舌を良くするには

2020/02/21

  • ボーカル教室

ボーカル淵岡講師プロフィール 滑舌

 

こんにちは。フィールドミュージックスクール ボーカル講師の淵岡です。

 

今回は、「滑舌をよくするには?」というテーマで、ご自宅でも簡単にできる練習方法を紹介します。 歌を歌うときに発音が邪魔してキレイな音にならない、人と話すときに言いたいことが上手く言えない(噛んでしまう)、「え?」と聞き返されてしまうことが多い…など滑舌や発声の悩みをお持ちの方、意外に多いのではないかと思います。

 

そういった悩みをお持ちの方は、ぜひこの「滑舌を良くする練習方法」を参考にしてみてくださいね。 母音について、子音について、応用の3つに分けてお話します。

 

練習するときに鏡があると分かりやすく便利なので用意できる方は用意してから練習してみてください。動画での解説も載せましたので参考にしていただければと思います。

 

目次

1、母音について

滑舌をよくしようと思ったときに子音の練習から始めようとする方が多いですが、綺麗な母音を響かせることによってメロディーラインがしっかり出せるので、まずは母音の練習から始めると良いでしょう。

 

母音の練習で大事なのは、まず「口を縦に開ける」ことです。縦に開けた状態で口から息を吸ったり吐いたりを繰り返してみてください。口を縦に開けることで空気の通り道を大きくします。

 

それによって出す声がよく響く声になります。 次に「軟口蓋」(なんこうがい)を上げることです。

 

★軟口蓋とは

先ほどお伝えした「口を縦に開く」ことができれば軟口蓋も自然と上がりますが、口を縦に開けることだけに頼らず軟口蓋をきちんと意識することによって、息がしっかりと前に出せるようになります。

 

軟口蓋が上がる感覚が分からない方にオススメの方法は「あくび」をすることです。

 

あくびをすることによって口は縦に開き軟口蓋が上がりやすくなります。 そして、その口の開きと軟口蓋が上がった状態で声を響かせることが重要になります。

 

息が口の下の方から出てしまうといくら頑張ってもしっかりとした聞きやすい声は出ません。 ですので、ここで紹介した「口を立てに開ける」と「軟口蓋を上げる」と「そこに息を吐く」の3点を意識して声を出してみましょう。

 

では実際に声に出してみましょう。 まずは「あ」の発音で声を出してみます。

 

下の動画をご覧ください。

先ほど説明した3点に注意してから出した声と、何も意識せず出した声の違いが分かると思います。

 

★「あ」~「お」~「う」の流れ では、この口の形を基本として「あ」の声から「お」「う」の他の母音につなげていってみましょう。 この「あ」「お」「う」の母音の発音で気を付けることは、少しずつ口をすぼめることです。

 

ハッキリしなくてはと頑張って「お」や「う」の発音をしようとすると口をすぼめすぎてしまって口の中が狭くなり舌根(ぜっこん)が上がって喉が閉まってしまいます。

ですので、口をすぼめすぎないように注意してみてくださいね。

 

★「あ」~「え」~「い」の流れ できましたか?では、次に「あ」から「え」と「い」につなげていきたいと思います。

 

ここで気を付けることは、舌の位置です。「あ」よりも「え」と「い」では舌先の位置が少し前にいきます。しかし、ここでも前に行き過ぎないようにしましょう。

 

できるだけ「あ」で開いた口の形をキープしたまま「え」と「い」を出していきましょう。口の形が崩れると平たく、音が揺れがちになってしまいます。ですので、口の形をしっかりとキープした状態で他の音も出していきましょう。

 

★「あ」~「え」~「い」~「お」~「う」の流れ では、母音練習のまとめとして母音5音を「あ」「え」「い」「お」「う」の順番でつなげてみたいと思います。

ここでの注意点は、「い」から「お」にいくときです。

 

ここでも口の中の形をしっかりとキープ、舌の位置をなるべく下げたままにして繋げられるように意識してみてください。 鏡を見ながらやるとよく分かりますよ。母音を意識して声を出すことによって、相手に聞き取りやすい声になります。

 

発声に活かす発音のコツ~母音編~

 

2、子音について

子音で大切なのは子音をしっかりと“立てる”ことです。

 

先ほど練習した母音とは逆の感覚になります。母音のラインがキレイに均等に流れて(鳴って)いて、そこの間を子音が切っていくイメージです。

 

子音をしっかり立てることによって言葉が分かりやすくなり、言葉の色(音色)の豊かさに繋がっていきます。母音がしっかりと響いて音のラインがきれいになるようになったらそこにしっかりと子音を入れていきましょう。 子音を立てることで大切なことは、舌をたくさんしっかりと動かすこと、たっぷり時間をかけることです。

 

普段はあまり意識しないかもしれませんが歌を歌うときや人前で話さなくてはいけない大事な機会など、ぜひ意識してみてください。

 

★「カ」行の練習 では実際に「か」「き」「く」「け」「こ」の音を声に出してみましょう。

 

いかがでしょうか?

 

しっかりと舌を動かしてたっぷりと時間をかけることでよりカ行の声がはっきりと聞こえるようになっていると思います。 この時もまずは母音の練習でやったように口の中の空間と舌の位置を整えてから子音を発音するようにしてみてくださいね。

 

同じように「サ行」「タ行」「ナ行」などもしっかりと舌を動かすことを意識してみてください。他の子音の特徴や練習方法については別の機会にお話しできたらと思います。

 

今回は、子音をしっかりと強く立てることをメインにお話しましたが、強弱をつけたり、子音に時間をかけるのを長くしたり短くしたりがコントロールできるようになると更に表現の幅が広がります。

 

しっかりと子音が発音できるようになったら色々な表現の仕方も試してくださいね。

 

3、応用編(「タングトリル」を使った練習)

最後に応用編としてご自宅で簡単にできる練習方法で「タングトリル」という発音を使った練習についてお話ししたいと思います。 タングトリルは、日本語で「巻き舌」と呼ばれるものです。

 

リップロールとタングトリル

 

日本語には使われないものなので耳馴染みが無い方いるかと思いますが、ボイストレーニングにとってこのタングトリルはとっても良い練習になります。

 

やり方は、舌の先を上あごに当てて返し振動させて“Rrrrrrrrrrr…(ルルルルルルルルルルル…)”と音を鳴らしていきます。電話の発信音のようなイメージです。最初は慣れないかもしれませんが、ぜひ練習して習得してくださいね。 このタングトリルは「ラ行」で使う練習方法です。

 

では、実際にやってみたいと思います。

このように「ら」「り」「る」「れ」「ろ」の発音にわざとタングトリルを入れることによって舌や舌根(ぜっこん)と言われる舌の根の部分がとてもリラックスして肩の力も抜けてより響く声につながります。

 

そして、単純に舌がたくさん動くことによって子音が立ち、より良い滑舌に繋がりますのでぜひこのタングトリルやってみてくださいね。

 

練習方法としては 、短い音でやるのも良いですし、ロングトーンの練習も兼ねて長い息の中にこのタングトリルを入れる方法も役立ちます。

動画を見てもタングトリルが上手くいかなかった方は、“サッポロラーメン”を早口で言う練習をしてみてください。“サッポロラーメン”の発音の中の“ロラー(RORA)”にRの部分が2つありますが、このRの発音2つが上手く巻かれるとキレイなタングトリルの発音に繋がります。

 

今回は、「滑舌を良くする練習方法」としてまずはキレイな母音を響かせること。それによってメロディーラインがしっかり出せるようになります。

 

その次に、子音は母音が整ったらそのメロディーラインを切るイメージでしっかり立たせること。言葉が聞き取りやすくなります。 そして、応用の練習方法として「タングトリル」(巻き舌)を使った発音の仕方についてお話ししてきました。

 

滑舌を良くするために効果的なのはもちろんですが、喉や肩の力を抜くための練習方法でも使えるのでご自宅での練習などで取り入れてみてくださいね。 滑舌の良い発音を意識すると必ず口の中や舌の位置を気にしなくていけません。不思議なことに口の中や舌の位置を少し変えるだけで歌声や話声はガラリと変わります。

 

この「滑舌を良くする練習方法」によってご自身の持っている声がより魅力的になり自信に繋がったら嬉しく思います。

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