ピアノを始めたばかりだけど指の使い方が難しくて悩んでいる…。
そんなことはありません!
ピアノを弾くときの指の使い方には一定の法則があるので、それをしっかり覚えればあなたも一気に上達できますよ!
こちらの記事では以下のことをご紹介していきます。
・ピアノの指の使い方
・楽譜から指の使い方を読み取る方法
・ピアノの演奏をするときに指を上手に使うテクニック
この記事を見て、よりピアノのテクニックを上達させていっちゃいましょう!
目次
ピアノはどの指で弾けばいいのか
基本的にはピアノの指には以下にまとめたように番号が割り振られており、楽譜に記載されている番号に対応した指で弾く必要があります。
親指 →1
人差し指→2
中指→3
薬指→4
小指→5
この番号のことを指番号、といい基本的に演奏の際は楽譜の音符の上に記載された数字に対応する指で鍵盤を押していくのが基本になります。
また、指番号は左手と右手で共通になります。
そのため、どのようにどちらの手かを判断すればいいの?と思う方もいらっしゃると思います。
ピアノの楽譜を見ると、大きく分けて上の部分(ト音記号が書かれた方の段)と下の部分(ヘ音記号の書かれた部分)に分かれているのがわかりますね。
上の部分を右手、下の部分を左手で演奏するのが基本になります。
ただし、一部例外として、上の楽譜の中で、指定された音符の範囲を左手で演奏する必要のあるL.H.(Left Hand)と、下の楽譜の中で、指定された音符の範囲を右手で演奏する必要のあるR.H.(Right Hand)という記号がある場所もあります。
初心者向けの楽譜ではあまり出てくるものではないので、こちらは今回は知識として留めておくと良いでしょう。
このように、ピアノの指の使い方、どちらの手のどの指でどの鍵盤を押せばいいのかというのは指番号と楽譜の上下の2つの要素によって決められています。
こちらをマスターするところから始めていくのがオススメです。
ピアノの指番号に従う必要はあるの?
初心者の方の場合、指番号に従わなければならないのかという疑問を抱く方もいるでしょう。
結論としては、「ケースバイケース」になりますが、基本的には従った方が上手に演奏しやすいです。
実際に指番号を見ないで演奏してみると、体感的に指が上手く次の鍵盤まで届かなかったり、誤った鍵盤を押してしまうケースが多いです。
しかし、ピアノを長く演奏していくうちに「こうした方がスムーズに演奏できるんじゃないか?」と思えるようになる時もあります。
そのような場合は、ぜひそれを試していって自分の演奏しやすい方法を見つけると良いでしょう。
このように、指番号は”奏者が曲を弾きやすくするために存在しているもの”なので、慣れるまでは指番号に従って演奏するのがおすすめです。
ピアノの演奏時に効率よく指を使うためのテクニック
それでは、指番号以外に効率よく演奏時に指を使うコツについてご紹介していきます。
自分だけの指番号を書いた楽譜を作る
前の項目でも述べましたが、大切なのは自分が弾きやすい指の動かし方、指使いを見つけていくことです。
そのため、まずは楽譜の指番号に従って演奏します。
そのあと、自分で音の流れやテンポなどを踏まえた上で、こうした方が演奏しやすいんじゃないのか?という指使いを見つけていくことになります。
これを繰り返していって、自分だけの楽譜が作れるようになるのがテクニックの一つと言えるでしょう。
演奏しにくいポイントを覚えておく
弾きにくい鍵盤の位置や、弾きにくい流れのポイントを演奏していく中で覚えて、そこを重点的に練習していくのも大切です。
例えば、黒鍵(黒い鍵盤、#や♭のついた音を出す際に弾く)は白鍵に比べて面積が小さいため弾きにくいです。
また、ピアノの端っこの方の鍵盤も手が長くないと弾きにくいでしょう。
このように、人によってここが苦手!というポイントが必ずあります。
そんな時は、練習を重ねていくことで演奏しにくい場所を特定していって、そこを一つ一つできるようにしていくのが大切と言えます。
まとめ
今回の記事をまとめてみると
・ピアノの指使いはそれぞれの指に対応する指番号と、楽譜の上下どちらかでどの指で鍵盤を押すか決められている
・楽譜の指番号は必ずしも従わなくても問題はないが、演奏しやすさのために振られているもであるため、初心者のうちは指番号の通りに演奏していくのがおすすめ
・ピアノの演奏時に効率よく指を動かすテクニックは、自分だけの指の動かし方を見つけていくことと、苦手な指の動かし方を練習して克服していくこと
ピアノの演奏の指の動かし方は、簡単に見えて決してそうではありません。
そのため、指をスムーズに動かせるように楽譜には指番号が存在しています。
もちろん、あくまで参考の一つであるためまずは楽譜通りに指を動かしていって、その中で自分の弱点ややりやすい方法を見つけていくのが良いでしょう。
ピアノの指使いの上達のコツはトライアンドエラーです。とにかく練習しながら自分なりの方法をぜひ見つけてみてください!