こんにちは。 フィールドミュージックスクール講師の森田です。
今回は、音楽教室の料金体系や音楽教室の選び方のポイントについてご紹介したいと思います。
森田講師プロフィール |
まず、音楽教室に通う上でどのようなお金が必要になるんでしょうか?
目次
1、入会金
これは音楽教室に限らず習い事をする上でほとんどかかる費用かと思います。 ただ最近では、入会金無料のところや入会金がかかる代わりにレッスン料金が無料になるスクールもかなり増えています。
入会金がかかるスクールで金額は2000円?10000円の間が相場です。
音楽教室を選ぶポイントとしては、入会金は無料の方がいいかもしれませんが、その分レッスン料金の相場が他のスクールよりも高かったり一定期間は辞めることのできないルールのところもあるので注意が必要です。
2、レッスン料
専門学校を除いていわゆる音楽教室は、生徒が月のレッスン回数を選びその回数に応じて料金を設定しているところがほとんどです。レッスンの回数は月に1回から受けられる教室もありますが、ほとんどは2回以上からの設定になっているようです。
稀に「受け放題」などと謳ってる音楽教室もありますが実際に受けようとすると「その日は講師が休みです」とか「その時間は他のレッスンが入っています」とか言われ断られるケースもあるようです。
また、年間で〇〇回のレッスンで月額〇〇円ですと言った教室も見かけますが、途中解約では実質損をする場合もあるので注意しましょう。
毎月の月謝は教室の立地によって差があるように思われますが、金額の相場は、1回あたりのレッスンで4000円から7000円程度かと思います。 ただ1回あたりのレッスン時間によって割安か割高かが出てくるかと思います。
3、設備費
音楽教室で歌や楽器のレッスンを行うときは大抵防音の部屋で行います。
その為、月謝とは別に設備費がかかるスクールも存在します。なぜ月謝と設備費を分ける必要があるのか分かりませんが、いろんな名目でお金を取ろうとするスクールも少なくありません。
この設備費がかかるスクールでレッスンを受ける際は月謝にプラスして月々かかるものとして考えておくのがいいかと思います。 設備費がかかるスクールは全体の約2割程度かと思われますが、金額は500円から2000円の間くらいです。
4、教材費
教材費もかかるスクールとかからないスクールがありますが、入会と同時に本などの教材を買わされその分教材費として取られるスクールは大手のスクールに多いようです。
これに関して個人的にはスクールに通ってレッスンを受けるには教則本などは必要ないかと思います。 まず、市販の教則本は初めての方には難しすぎます。どんなに「すぐできる!」とか書いてあっても書いている内容すら理解できない事がほとんどです。
その教則本に書かれていることを理解しようとするならば、1ページに書かれている事をさらに5ページ分くらいに細かく書いていないと初心者の方がちゃんと理解するのは不可能かと思います。
次に、教則本を買った事で満足してしまします。人は物を先に手に入れるとしれで満足し、その先を理解しようとはしません。ですから、私が行っているレッスンでは今やっている事の分しか教材を渡しません。
次に、初心者や経験者など生徒のスキルにあった指導ができません。生徒は一人ひとり得意不得意があります。全ての方の同じ内容のレッスンしかできないので、生徒のいいところをさらに伸ばしてあげることもできません。
最後に、生徒全員に同じものを与え同じものを見て同じことを指導していくので、講師自身がクオリティーの低いレッスンしかできません。 私は生徒さんの体格や器用さなどを見てどういう言い方がいいのか?どういうトレーニングの仕方がいいのか?を日々考え、本には書いてないもっと合理的な方法でレッスンしています。
しかし、この教則本があることで誰に対しても同じ方法と時間をかけてレッスンするので講師自身が生徒のことを考えさらにクオリティーの高いレッスンを提供できるよう考えることをしないので結果「長く通っているけど思うように上達しない」といった事がおこります。
このようなことから私は様々なケースを想定した教材を自作し、提供しているので教材費はいただいていません。 教材費がかかるスクールの金額の相場は、約2000円から10000円程度かと思います。
5、まとめ
以上のことから関東近郊にある音楽教室では月2回のマンツーマンレッスンで、総額月々8000円から15000円程度、さらに入会金や教材費がかかるということになります。
料金だけみてもスクールによってかなりのバラツキはありますが、長く音楽を続けて行くためには、金額だけで判断せずスクールの雰囲気やシステム、講師のスキルなどをしっかりと見極めて選んでいただければと思います。