こんにちは。
フィールドミュージックスクールドラム講師の森田です。
森田講師プロフィール |
皆さんは音楽を仕事としたい!と思われた事ありますか?
テレビやライブなどでよく見るミュージシャンをみると自分も音楽を仕事にしたいと思われる方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、そんな方に今回は、スタジオミュージシャンになる為に必要なスキルやそもそもスタジオミュージシャンとはどんな事をするのか?などに焦点を当てて出来る限り詳しくご説明していきたいと思います。
目次
1、スタジオミュージシャンとは?
そもそもスタジオミュージシャンとはどんな事をするのでしょうか?
一般的に音楽でプロデビューといえばバンドでのプロデビューが思い浮かびますが、スタジオミュージシャンのほとんどは芸能事務所などには所属せずフリーで活動してる方がほとんどです。
仕事の内容は歌手のバックバンドとしてライブツアーやレコーディング、その他カラオケやCMなどの録音などを行います。
2、スタジオミュージシャンに必要なスキルは?
スタジオミュージシャンになる為にはまず楽譜を読める事が必須になります。
特に日本でのスタジオミュージシャンはレコーディングする際には楽譜を見てほぼ初見で演奏します。
現場によっても違いますが、一曲を丸一日かけてレコーディングすることもありますし、たった一時間で一曲を仕上げなければいけない現場もあります。
1日かけて一曲をレコーディングする際はまだほとんど決められている事はなく、アレンジや細かなテンポなどは何回も演奏していくうちに決めていきますので、その分時間もかかりアレンジ能力も必要になってきます。
CMやカラオケなど、すでに曲の長さやある程度のアレンジがされているものはいかに短時間で効率よく仕上げられるかが求められるので、それに必要な読譜力や楽譜に書いてある事をすぐに表現できる高い技術が必要になってきます。
その高い技術の中には様々なジャンルの音楽にも対応できる技術も必要です。
レコーディングの場合は、現場に行ってみないとどういうジャンルかどういう編成かなどがほとんど分かりません。
現場に行って『出来ません』では困ってしまうのです。
3、スタジオミュージシャンの報酬
スタジオミュージシャンの一本あたりのギャラは年齢やキャリアによって様々です。
仕事の量などによってもかなりのバラつきがあるので具体的な金額は言えませんが、同じ年代のサラリーマンの年収と比べてもかなり低い人から数千万稼いでいる人もいます。
ただし、いくら稼いでいるとはいえサラリーマンの人みたいに安定はしてないですし、楽器を買ったり出て行くお金もかなり多いので、収入よりもその仕事が好きでないと続けることは困難な仕事でもあります。
4、スタジオミュージシャンになるには?
スタジオミュージシャンに限らず音楽で生計を立てている方はどのようにしてそのような仕事をしているのでしょうか?
一般的な会社のような試験や審査に合格すればなれるものでもないし、資格があるわけでもありません。
要は仕事を依頼する側(音楽事務所やミュージシャンのマネージメント会社など)に自分の技術を認めてもらわなくてはいけません。
その為には技術の向上はもちろん色んな人との関わり(コネ)を多く持つことも大事です。
仕事を始めるきっかけは業界の方の口コミから始まる事がほとんどなので、オーデイションなどに声がかかるようにする為にもコネがないと難しい部分もあります。
自身でオーデイションを探して受ける事もあるかと思いますが、あとはプロで活動している方の弟子(ローディー)になるか、自分で演奏したものをSNSや音楽関係者の方に聞いてもらうか?
自分で自分を売り込む力も必要ですね!
以上、色々と解説しましたが音楽での仕事はやはり「お金」より「やりがい」を求めていかないと自分の思い通りにならなかった時に挫折してしまいます。
好きを仕事にする意味をしっかり考えて覚悟を持って目指していただけたらと思います。