ギターが好きで音楽に携わった講師の仕事に就きたいと思う方もいることでしょう。
今回はギター講師になる為の必要なスキルとは何なのかをインストラクターを目指している方の為にもいくつかポイントをまとめて解説していきます。
ギター講師に必要なスキル
ギターインストラクターとして仕事をする場合には何処かの音楽教室や個人で教えるといったように様々な形態がありますが、基本的にギター講師になる為の公的な資格や免許はありません。
なので先生側に生徒が1人でもいれば、その日からギター講師という肩書きを付けることが出来ます。
ただ音楽教室や専門学校で教える場合スクール独自の判断基準を設けてあるの為、決められた基準にクリアしないとギター講師として働くことは出来ません。
誰でも始められる仕事ではありますが、やはり音楽の専門学校や音楽大学などで何年か学んだ技術や知識を最低限持っている方でないと教えるのは難しいです。
しかし、いくら学校を卒業したとしても経験した事がちゃんと活かされていなければ意味が無くただ音楽学校を卒業した人で終わってしまうので何を考えて学んできたかのかがギター講師をする上ではとても大事になってきます。
又、ステージに立って演奏した経験があるか否かについても音楽教室の発表会や生徒が自分のライブ時に困った事などを的確にアドバイス出来る事に繋がってくるのでギター講師にとってはとても重要となってきます。
資格がない分、誰でもギター講師に就きやすい為インストラクター自体が増えつつありますが先生によっては生徒が集まる人、集まらない人の差が出ているのが現状です。
テクニックを分かりやすく解説出来るスキル
ギターがただ上手に弾けるだけではギター講師としてはつとまりません。
講師としてレッスンしていく際、ギターの技術的な所を教えていく事も多くなりますが、生徒側から観て分かりやすく解説する事が出来るが必要なスキルとして求められます。
ギター講師としてはむしろ高い技術力より基本的な事を確実に行え、伝える事が出来るスキルが必要なのです。
生徒はギターの技術を学びたくて来ているので扱うテクニックが何の為に必要でどういう時に使うものなのか、技術そのものをしっかり習得出来るかなどの点で分かりやすく伝えられるかが非常に重要です。
ギター講師側がただ弾いて見せただけだと説明しただけに過ぎず、生徒からすれば市販で売られている本を読んだのと同じになってしまいます。
ギター講師がその場にいてレッスンしている意味を考えてしっかりとインストラクター自身の言葉で伝えなくてはならないので、その為にもギター講師自身が技術的な事を分かっていないとならないのです。
生徒の出来ている所と出来ていない所を分析出来るスキル
ギターレッスンを重ねて行く中で生徒によって技術的な所やリズムの分野など、出来ている所と出来ていない所が客観的に見えて来ますが、その点に於いて生徒よりも早く見つけ今後どのようにレッスンのカリキュラムを組んでいくべきかプランニングを出来る事がギター講師には必要なスキルになります。
生徒によって得意不得意のものがあるのは当然ですし器用な方や不器用な方もいるので、その点も含め解決策を考えながらレッスンして行く事が求められます。
得意だと思う所はもっと伸ばしていけるように、逆に不得意な所は少しでも習得出来るようにしてあげるべきですし、出来た事によって楽しく感じられる実感を得られるようにする事もとても大切です。
コミュニケーション能力
ギター講師としてコミュニケーション能力もまた非常に求められる必要なスキルの一つです。実際に演奏などの技術的な所とは内容が離れますが、明るく会話の受け応えが出来る人でないと教える仕事をする上では難しいです。
逆に生徒側から観た時に暗くて元気の無いギター講師なら嫌なはずです。
ギターレッスンを行う中で無言が続くとあまり良い空気にはなりませんし、普段から会話のキャッチボールが出来てコミュニケーションが取れていれば生徒は分からない事などを気軽に先生に聞く事も出来ますし、出来ていない所を講師側が指摘する事があった場合でも素直に生徒は聴いてくれます。
コミュニケーション能力は人間力の一つなので人と話す事が苦手な人や人見知り気味な方は普段から人前で話す事に慣れる必要があります。
何気ない事一つでもレッスンの中で話が膨らむような話題があると、それだけで場が和みますので、そういった意味でも音楽以外に生活の中で色んな事に興味を持つ事が大切だと私は思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はギター講師になる為の必要なスキルについて解説致しました。
触れてきた項目以外にも必要なスキルは幾つかありますが、要点をまとめて解説しました。
これからギター講師を目指す方に少しでも参考になれば幸いです。