歌や楽器をやっていてリズム感がないなぁ〜と思われる方も多いかと思いますが、これは生まれつきのものなのでしょうか?
今回は、リズム感がないのは生まれつきなの?というテーマでお話ししていきたいと思います。
『リズム感がないと言われた』『歌や楽器を演奏していてリズムがズレる』といった方はぜひ最後まで読んでください!
目次
生まれつきリズム感がないという事はない
まず結論から言うと生まれつきリズム感がないと言う事はありません。
今まで様々な生徒さんを見てきて最初からリズム感があってメトロノームや音楽にしっかりとリズムを合わせられるという方はいません。
しかしどんなにリズム感がなくメトロノームなどにリズムを合わせられない人でも根気よく訓練していけば必ずよくなっていきます。 大人になってリズム感がないのは生まれつきだと思っている方もこれからでもリズム感をつける事はできますので、諦めずに練習してみてください。
子供の頃の環境でリズム感はつく
では、大人になってリズム感がないという方はある人と比べてどのように違うのでしょうか?
演奏中にある程度リズムを合わせられる人となかなか合わせるのが苦手な人には子供の頃の環境の違いにあります。 先述したように最初から完璧に合わせられる人はいませんが、リズムを合わせるのが苦手という人には共通したことがあります。
子供の頃から音楽を聞いてきたか?
リズム感というのは子供の頃から音楽番組や教育番組などで歌やリズムをたくさん聞いてきたかによって音感やリズム感は自然と身に付きます。
よく黒人はリズム感がいい!と言いますが、いくら黒人でも白人に育てられた黒人はそこまでリズム感がない!とも言われます。
これはその家庭の環境の違いではないでしょうか?
子供の頃にダンスしていたか?
音楽を聞いていたという事の他に音楽を聞きながらダンスなど音楽に合わせ体を動かしていたか?という事が重要になります。
リズムを合わせるという事は合わせる音楽を耳から聞きそのリズムを手や足に伝え合わせなければいけません。 音楽に動きを合わせることによってリズム感は良くなるので、音楽に合わせてリズムをとるということはリズム感をつけることにつながります。
このように大人になってリズム感がない!音楽にリズムを合わせられない!といった方は子供の頃に周りに音楽があるような環境がなかったりそれに合わせてダンスしたりする環境がなかったという方が多いですが、このリズム感は大人になってからでも養う事ができるので決して生まれつきリズム感がなかったわけではありません。
大人になってもリズム感をつけられる
先述したように生まれつきリズム感がないということはなくリズム感は大人になってからでもつけることはできます。
リズムを合わせるというとすごく難しいようですが、誰でもリズム感をつけることができるので根気よく練習していきましょう。
リズム感とは自分で作るものではない
そもそもリズム感があるということはどういうことでしょうか?
ここで言うリズム感とは自分自身だけで作り出せるものではなく何かガイドになる音にずれることなく合わせられるかということです。 ですのでリズム感というのは自分がそもそも持っている能力ではなく合わせるガイドとなる音があって成り立ちます。
リズム感とは聞く力
リズム感を良くしたいならまず周りの音をしっかり聞く事です。
と言うと聞いているよ!と言われそうですが、人の耳はいい加減で聞いているようでよく聞いてないことが多いのです。 例えばテレビを見てる時に横から話しかけられたり、食事中にBGMが流れても意外と聞いていない事があります。
ですので、まずは周りの音をよく聞く意識を常にもてるようにしてみてください。
リズム感とは合わせる力
先述したようにリズム感は自分自身がメトロノームのように一定のテンポをキープできるか?ということではありません。
リズム感とはアンサンブル力ですので、周りの音をしっかり聞き合わせられないといけません。
ですので、音楽やメトロノームなど合わせる音の流れを予測しそれに合わせて自分の出したい音を合わせていく事を意識してみてください。
まとめ
いかがでしょうか?
リズム感は決して生まれつきのものではありませんし、大人になってからでも養うことができますので諦めずに自分のペースでトレーニングしてみてください。
フィールドミュージックスクール代表。 都内音楽学校にて本格的に学び、卒業後は石川さゆりのツアーサポートはじめ薬師丸ひろ子、葛城ユキなど数々のアーティストのレコーディングやテレビ出演、コンサートツアーなどスタジオミュージシャンとして活動する。