ちゃんと練習してるんだけど、なかなか上手くならないなぁ〜と感じる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか? そんな方は練習の仕方が悪いのかもしれません。
もう一度自分の練習の仕方を見直していかに効率よく上達できるかを考えてみてください。 また、今回のテーマでは十分な練習をしてるのになかなか上手くならないという事を基準にお話ししています。
あまり上達しないな?と感じている方の中でもただ練習量が足りずに上達しないという場合もありますのでそういう方はある程度時間をかけて練習するといいでしょう。
目次
基礎のトレーニングをやってない
ドラムをずっとやっててある程度は上達してもある時期から上手くなってないと感じる方も多くいらっしゃいます。 そんな方は基礎トレーニングをあまりやってない方が多いです。
独学でドラムを叩いている方は基礎トレーニングって言っても何をやったらいいか分からなくて、気がつけば基礎をほとんどやっていなかったという方もいらっしゃいますが、いくら曲に合わせて叩いてもある一定の所からは上達しなくなります。
私も仕事などで年間に何千曲と演奏しますが、上手くはなりません。それは今できる技術の中でやりやすいように叩いているからです。 更に上手くなりたいと思うのであれば、やはり基礎を曲に反映していくような流れを作っていってください。
目標がはっきりしていない
人は目標があればそれに向かって努力できるものだと思います。
『この曲を叩けるようになりたい』『このドラマーみたいになりたい』の目標があればそれがモチベーションになります。ただ大きな目標だけだとそこまで辿り着くまでに時間がかかりモチベーション低下にもなりますので、小さな目標をたくさん作るとその目標をクリアしていく事で達成感やモチベーション維持にもつながり、結果上達スピードも早くなります。
すぐに早いテンポで叩く
これも多くの方がやりがちなものです。
気持ちはすごくよく分かるのですが、テンポを早くするということはそれだけクオリティーを保っていかないと意味がありません。 自分の得意なテンポでは叩けるがそれ以外のテンポでは叩けないという事も多くあります。
早いだけではなく遅いテンポでも練習しないといけません。 どのトレーニングでも70〜160くらいはしっかりと叩けるくらいのクオリティーを目指してください!
できた!という目標設定が低い
独学でドラムを叩いている方は自分が出来ているのか出来ていないのかの判断は難しいと思いますが、形だけしか叩けていないのにすぐに派手な事を練習したがるが故にクオリティーが上がっていかない現象です。
1つのトレーニングにしてもリズムはしっかりとれているか?音色はどうか?音量のバランスはいいか?など全てにおいて納得のいくクオリティーになっているかを自問自答しながら練習すると自ずとしっかり上達していくはずです。
リズムの流れを無視して練習している
曲などを練習していて難しいフレーズがあった場合、どのようにして練習していますか? よく一つ一つの音を確認しながら練習している方がいますが、これもなかなか上達しない理由になります。
例えば8ビートの練習をする時も全くリズムの流れを無視して『はじめは右手と右足で次に右手、それから右手と左手を叩いてその後右手を叩いて、、、』 これではリズムの流れが全くとれていません。
ドラムは一定の早さで流れを意識しながら叩いていかないと意味がありません。 ですので、このような練習の仕方ではなくまずは右手だけ8分音符で叩き、次に右足を1拍目と3拍目にそれから2拍目と4拍目にとそれぞれの音に分けて練習したり1拍目だけ練習したりという練習の仕方をしていった方が効率的に上達します。
応用を意識したトレーニングをやってない
せっかく練習した基礎練習でも曲などに応用できないとただの基礎にすぎません。 よく基礎練習をする目的を技術的な事ばかりになってしまっている方がすごく多いようですが、それだけでは曲など、応用した時のクオリティーが低くなってしまいます。
基礎練習の目的にはそのフレーズを叩けるようになる!という事以外に
『様々なテンポで叩けるようになる』
『そのフレーズを一定の早さで叩けるようになる』
『小さい音から大きい音まで自由にコントロールできる』
『バランスの良いキレイな音色で叩けるようなる』
といった形だけのフレーズを叩けるようになるだけでなく曲に応用しても対応できるだけの技術を意識して基礎練習する事が大切になってきます。
同じ事を叩いても本当に上手い人が叩くと全然違うように聞こえる!という方はこの基礎練習のあり方を考えてみる必要があります。 さらに高いクオリティーのものを目指したいのであれば早くて難しいフレーズをたくさんいい加減に練習するよりも、簡単なものを1つ1つの事をしっかりと納得のいくまで練習した方が当然ですが、その先のクオリティーは良くなります。
まとめ
いかがでしょうか?
今回は、なかなか効率よく上手くならない!という方にその原因と効率よくドラムが上手くなるための考え方をお伝えしました。 ぜひ自分の練習スタイルと比較してこれからの練習に役立ててください。