今回はギター初心者がまずやってほしい練習法を紹介、解説していこうと思います。
ギターを買ったはいいけど、まず何から練習すればいいのか分からないという方も多いんじゃないでしょうか? 僕もギターを手にしたばかりの時は何を練習していいか全く分からず、ギタースタンドに立て掛けている事が多かったと思います。
折角始めてみようと思って手に入れたギターを無駄にしない為にも、今回はギター初心者がまずやってほしい練習をお伝えしていきます。
目次
曲から挑まない
ギターの練習を紹介していく前に大切な事をお伝えすると、いきなり曲から弾かないという事です。
ギターを手にしてすぐに好きな曲が弾けるようになりたいと思って挑戦する人も多いでしょう。
ですが結論から述べると、その方向性では必ずと言っていい程つまずきギターの挫折に繋がってしまいます。
何故ならギターを弾く楽曲には多くのテクニックが盛り込まれており、テクニックだけを習得したとしても音楽的な知識がなければ上手に弾いていく事は困難だからです。
気持ちはもの凄く分かるのですがギターを少しでも長く、そして楽しく弾いていく為にもいきなり曲から入るのではなく基本の練習をやるべきです。
ドレミファシラシドの練習
ではここからはギター初心者がまずやってほしい基礎練習を一つずつ紹介していきます。 ギターに限りませんが、どんな楽器でもまず始めに取り組む事はドレミファシラシドの音階を弾いていく事です。
基本中の基本ですが、意外とギター経験のある方でも弾けない方が多いのに驚きます。 音楽を奏でる為に必要なものなのですが、このドレミファシラシドをギターでも必ず弾けるようになりましょう。
ピアノだとどのポジションに何の音があるのかが分かりやすい為、ドの位置さえ分かれば簡単にドレミファシラシドを弾いていけるのですが、ギターではどこに何の音があるのかが分かりにくい為、弾けるようになるまでには少し時間がかかると思います。
ギターのドレミファシラシドのポジションは、 5弦3フレットがド 4弦0フレットがレ 4弦2フレットがミ 4弦3フレットがファ 3弦0フレットがソ 3弦2フレットがラ 2弦0フレットがシ 1弦1フレットが高いド このようになっています。
まずはこちらを早く弾かずゆっくり確実に弾けるようにしてください。
スタートのド(5弦3フレットのド)から終わりのド(1弦1フレットのド)まで弾けてきたら今度は順序を逆にして弾けるように練習してみてください。
このドレミファシラシドの上りと下りが出来てきたら、一つの音を4回ずつ、全てダウンピッキングの4分音符で弾いていきましょう。 こちらもドレミファシラシドの上りと下りで行ってください。
(例、ドドドドレレレレミミミミ~。ドドドドシシシシララララ〜。)
メトロノームなどを使い、ご自身が弾いていく事が出来るゆっくりなテンポに合わせて練習するとリズムの練習にも繋がり効果的です。
この練習を繰り返し行っていく事でドレミファシラシドを確実に覚えていけますので、まずやってほしい練習の一つになります。
クロマチックスケールの基礎練習
次にやってほしい練習はクロマチックスケールによる練習になります。
クロマチックとは「半音階の」という意味になるのですが ギターでいうと1フレットずつの間隔が半音階になり、それを使った練習になります。 こちらを行う事により、左右の動きのタイミングを合わせてちゃんとした音を鳴らす事が出来るようになります。 特に今後メロディーやフレーズを弾いていく時にとても役立ちます。
ギターは開放弦の使用以外は、左手で何処かしらフレットを押さえて右手でピッキングなどをして音を出す楽器になります。
なので、左右の動きのタイミングが合っていないと音が上手く鳴りませんし、いざフレーズなどを弾こうとしても思い通りに指は動いてくれません。
それを改善してくれるのが、このクロマチックスケールの練習なのです。
実はメロディーやフレーズなどの単音で弾くものだけではなく、コードを弾いていく時にも効果がありますのでご自身の日頃の練習に組み込んでほしいと思います。 練習の内容ですが、 1弦を例に見てみると5、6、7、8フレットのポジションごとにそれぞれ人差し指、中指、薬指、小指という具合に一つのフレットに対して一つの指を添えてみましょう。
その後は、人差し指から順に小指まで押さえていきながら左手に合わせてピッキングしていくだけです。 1弦で行った後は2弦に移行。そしてその後は3弦へという風に1〜6弦の順に移行しながら弾いていきます。
これが最初は思うようにはいきません。 指も開かない方もいると思いますが、ゆっくりで大丈夫ですので何度も数を重ねて練習していきましょう。 少しずつ慣れてきたらメトロノームに合わせて、まずは全てダウンピッキングの4分音符で弾いていきましょう。
BPM80くらいからがおすすめです。 メトロノームに合わせる際は一つの同じ音を4回ずつ弾かず、一音一音順に指を運んでいきます。
ゆっくり弾いていく事が大切な理由は、音が確実に鳴っているかが分かるからです。
1~6弦の順に弾けてきたら今度は6〜1弦の順に移行しながら弾いてみてください。 5弦や6弦では指がなかなか開かないという方は、ネックに添えている親指の位置を少し下げてみると良いでしょう。
ここまで出来てきたら先程のドレミファシラシドの練習同様、順序を逆にして弾けるようにしてみてください。各弦で小指から人差し指の順に弾いていく為、左手の押弦は8、7、6、5フレットの順になります。
ローコードの練習
3つ目に行っていくのがコード弾きです。 いろいろなコードがありますがバレーコードからいきなりトライせず、1〜3フレット間で押弦し開放弦を含んだコードをまずは幾つか覚えて弾けるようにしていきましょう。
C、G、Em、Am。 まずはこの4つのコードを何度も繰り返し弾きながら覚えていきましょう。 その中でしっかりと音が鳴っているかどうかを確認しながら行いましょう。
音が上手く鳴らない場合、少しでもフレットに近づけて押弦していく事で音のビビリがなくなりキレイに音を出す事が出来ます。 又、指が他の弦に触れて弦の振動を止めてしまっている事があるのでその場合は指を出来る限り立てて押弦する事でちゃんと音を鳴らす事が出来ます。
各コードが弾けてきたら、C、G、Em、Amの各コードを順にチェンジしながら行ってみてください。 個々のコードが弾けてもチェンジしていくと最初はすぐに押さえられないと思いますが、出来るようになるまで繰り返し行っていきましょう。 それが出来たら各コード1小節ずつゆっくりなテンポで4分音符のダウンストロークを行います。
先程のクロマチックスケールによる練習を日々行っていくとコードチェンジ時にスムーズに指が動いてくれます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はター初心者がまずやるべき練習法を紹介、解説していきました。
ギターを手に入れて間もないという方で何からやっていけばいいか分からない方は、上記3項目の
①ドレミファシラシドの練習
②クロマチックスケールの練習
③ローコードの練習をまずはやってもらえたらと思います。
ギターの基礎になる部分ですし、今後のギター演奏に繋がること間違いなしです。

フィールドミュージックスクールギター講師。
都内を中心に積極的にバンド活動を行う一方、様々なアーティストのサポートなどで、Zepp Tokyoや渋谷公会堂などのホール、さらには海外のツアーを経験し、セッションイベントでのサポート演奏も行う。