こんにちは。
フィールドミュージックスクールの中山です。
中山講師プロフィール |
今回はエレキギターの弦の張り替え方についてご説明していきたいと思います。
ギターを始めて間のない方は、どうやってギターの弦を張り替えるのか分からず、ギターを購入してから1度も弦を張り替えていないという方も多いのではないかと思います。
中にはギターの弦は切れるまで張り替えないという方もいらっしゃるようですが、ギターを長くいいコンディションで弾いていくためにはこまめにメンテナンスと弦の張替えをしていただいた方がいいかと思います。
また、張り替える時期ですが、弾く頻度や弾く人によっても違いますがギターを弾くと段々と音が伸びなくなってきます。そうしたら替え時なんですが、期間にして3〜4ヶ月周期を目処に変えていただければと思います。
では実際にエレキギターの弦の張り替え方について実演交えながら解説していきたいと思います。
目次
1、使用するギター
今回弦を張り替えるギターは、ストラトキャスタータイプのギターでストリングポストが横についているものを例にしていきたいと思います。
この他にも様々なタイプのギターがありそれぞれに張り替え方も変わってきますが、基本的な事は同じなので今あるギターがどのように弦が張ってあるか確認しておくと弦を変える時にスムーズに変えられるかと思います。
2、用意するもの
ギターの弦を張り替える際に用意していただきたいものは、
①新品の弦
②ニッパー
③クロス
④チューナーです。
①の新品の弦は様々な太さの弦がありますが、演奏する音楽によって使い分けたりしますので、色々な太さの弦で試してみて自分が演奏する音楽にあったものを選んでいくといいかと思います。
②のニッパーは必ずなくてはいけないものではないですが、古い弦をギターから取り外す際に途中から切って外すとより早く効率よく交換できます。
③クロスも弦を外した後ギ、ターについた埃や指紋を拭き取るのに使用します。これは普通のタオルなどでも代用できますが、楽器専用の物は目が細かくギターに傷がつきにくくなるでできれがそちらを用意していただけるといいでしょう。
④チューナーは新しい弦を張り替えた後、チューニングする際に必要となります。これがないと音を合わせるのが大変になってきますのでギターを購入する際に合わせて揃えておくと良いでしょう。
3、弦を緩める
では、ここから実際に弦を張り替えていきましょう!
まずは、ペグを時計回りに回しながら弦を緩めていきましょう!
弦は、どの弦から緩めていっても構いません。
また、下の写真のようなstrings winderがあると弦を早く緩めることができます。
4、弦を切っていく
ある程度弦を緩めたら弦の中央あたりで弦を切っていきます。
弦を切らなくても作業はできますが、この時に切った方がよりスムーズに作業できます。
5、弦をギターから外す
では、ギター本体から弦を外していきましょう。
ボディの方の弦はギターの裏側から外せるようになっていますが、様々なタイプのものがあるので物に合った外し方をしてください。
6、ギターをクロスで磨く
弦が外れたらギターのボディー部分やネックの部分などをクロスで拭いていきます。
ギターを隅々まで磨けるのは弦を張り替えたこのタイミングだけなので、弦を張り替えた際はできる限りギター本体を磨いたり、ペグなどの緩みがないか?などメンテナンスを行っていきましょう。
磨く時には楽器用の研磨剤やオイルなどをつけて磨いていくといいかと思います。
7、新しい弦を張っていく
では、新しい弦を張っていきます。
ここでのポイントは、ストリングポストの弦を通す穴を通す方向に向けておくとスムーズに弦が張れるかと思います。
新しい弦をギターのブリッジの裏の穴から通していきます。まずは6弦から張っていきましょう。
ブリッジの裏から通した弦をストリングポストの穴に通し指で引っ張ります。
一度弦のたるみがなくなったらストリングポスト1.5個分の弦をたるませます。
たるんだ弦を今度は手で右回し(時計回り)で一周します。
その後は右手で弦を押さえつつ左手でペグを回していきます。弦は上から下に巻いていくようにしましょう。ある程度巻き終わったらストリングポストから出た弦を1センチ程残しニッパーで切っていきます。
この要領で1弦まで張り替えていきます。
8、チューニングしていく
チューニングはチューナーを使い行っていきます。
新しい弦は伸びやすく音程が不安定なので、チューニングできたらまた弦を引っ張ってまたチューニングしていく・・・を何度か繰り返していきます。
いかがでしたでしょうか?
少し慣れるまでは時間がかかるかもしれませんが慣れたらすぐに替えられると思いますので、手順を把握して何度か挑戦してみてください。
ありがとうございました!
今回ご紹介したギターの弦の張替え方は動画でもご紹介していますので、ぜひこちらもご覧ください
音楽をより楽しくするスキルアップのコツ!はこちら |